年賀状、お盆、お中元、お歳暮・・・。
年賀状はメールやLINEのメッセージに変わり、お歳暮やお中元などの贈り物は直接出向いて持っていくことは稀で、最近は通販サイトで贈る人が増えました。また、お盆に帰省する人も年々少なくなり、法要や盆棚・盆提灯などを飾るしきたりや風習はしていないという人も。
日本にはさまざまな風習がありますがその在り方が、近年なおざりにされてきているという人がいます。
そのように感じてしまうのは、私達の社会は核家族化が進み、家族や親戚との関係性が変化したことや、インフラや技術の進歩により我々の生活が大きく転回していったからでしょう。
しかしながら、相手を大切に思う気持ちや、感謝の気持ちまでなくなったというわけではありません。
その世代にあった形でもいいので、日本の古き良き風習を継続させていきませんか?
お中元を贈ろう!
7月の初めから15日くらいの時期に、お世話になった人に贈り物をする習慣、お中元の季節がやって来ます。
そこで今回はお中元にスポットを当てて学んでいこうと思います。
お中元の起源や由来、お中元のギフトの種類などについても紹介していきますよ。
お中元の由来は中国から
もともとお中元は中国の道教に由来する年中行事の1つで行事でした。そのもとに中国では
- 1月15日を「上元」
- 7月15日を「中元」
- 10月15日を「下元」
年に3つの祭があり、そのうち「中元」だけが日本のお盆と結びついていきました。
現在のような❝日ごろの感謝を込めて贈る「夏のご挨拶」❞としての習慣が定着したのは、江戸時代からだといわれています。
参考:大丸松坂屋お中元豆知識より
お中元のギフトの種類
お中元は暑い夏の贈り物ですので、贈り先の方に清涼感を味わってもらえるビールやアイス、また暑い夏に体調を崩さないようにという思いから、スタミナをつけたり、体調を整えたり、栄養がつく食べ物として、お肉やフルーツなどを贈る場合が多いです。
お中元ギフトの予算の相場金額
一般的に3,000円~5,000円台程度が相場で、どのくらいの金額のものを贈るかはお世話になっている関係性の深さで変わってきます。
しかし、あまり高額なものを贈って、相手が却って負担に感じることのないようにすることも、大事な気遣いの気持ちです。
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お中元とお歳暮はどちらも贈るべき?
相手に感謝の意を込めて、お中元やお歳暮に贈り物をしたいけれど、渡す相手が多かったりして金額がかさんでしまい経済的にきびしいということもあるでしょう。そんなときは無理をせずどちらか一方だけで問題は無いでしょう。
お中元とお歳暮の違い
お中元は先にも説明した通り暑い夏の贈り物ですが、お歳暮は年度末の冬に贈るので、一年の最後を締めくくるご挨拶という意味合いが強くなります。
一般的にはお中元よりもお歳暮のほうが、より高額な商品が選ばれたり、より多くの先様にお届けしたりする場合が多いようです。
お中元ギフトは何時贈る?
お中元の時期は地域によって多少異なりますが、全国的には7月15日が標準とされ、8月15日の中元を「月遅れ」と呼びます。
例えば、
- 東日本では7月の初めから15日まで
- 西日本では1ヵ月遅れの8月初めから15日まで
とされています。
最近は地方に関わらず、7月の中ごろまでに贈るのが一般的になりつつあります。
お中元を贈る際に気をつけたいこと
このように、お中元は、、一年の真ん中に贈り物をお届けし、日頃の感謝の気持ちと健康を願う気持ちを伝えます。
贈る際には時期や値段に気をつける他にも、贈り物の種類にも気を配りましょう。
相手の好みを事前に調べておくことや、通販サイトで送る場合受付期間や売り切れにも注意早めに準備しておくこととよいでしょう。
皆が、なかなか贈り物をしなくなった今だからこそ、日本の風習をきちっと行うことで周りと差が付き一目置かれるといったことにも繋がります。
お中元を贈ることで相手へのあなたの気持ちを伝えてみてみませんか。